一口に福岡で豚骨ラーメンといっても大まかに【博多ラーメン】【長浜ラーメン】【久留米ラーメン】に分類できる。
そしてその【長浜ラーメン】を食べるならここ『元祖 長浜屋』。
略称は【ガンソ】【ナガハマ】【ガンナガ】の3派閥がありますが、私は【ガンナガ】派でした。
大学生の頃は24時間営業であったため、朝まで遊んでそのままラーメン食って解散ということを4年間続けていたらいつのまにか20kgぐらい太っていました。
私の現在の体の脂肪分は元祖 長浜屋のベタだといっても過言ではないお店です。
現在は残念ながら24時間営業ではなくなってしまいましたが、それでも深夜2時近くまで開いており、夜中にラーメンが食べたくなったら温かく迎え入れてくれます。
現在の店舗になって駐車場はなくなってしまいましたが、店の上が立体駐車場になっていて一番安いと思います。
メニュー
ラーメン 550円
替え玉 150円
ボタンが何故か二つずつあります。
私が学生の頃は替玉も50円でしたが、替玉が100円になった時はニュースにもなりました。
現在はさらに50円上がって150円。
それでもラーメン + 替玉 + 替肉 = 800円
最近は福岡でもラーメン1杯1,000円時代が到来しつつあるのでまだまだリーズナブルです。
ラーメン&替え玉を購入。
後述しますが普通の感覚で替玉の食券は購入しない方が身のためです。
注文の仕方
以前は食券制ではなく、1人で入店すると『いっぱ~い!!』2人で入店すると『にはぁ~~~い』と、自動的にラーメンが出てきていたため、博多華丸がネタでやっていたように、暖簾をくぐると同時に好みを伝えて注文をしなければなりませんでした。
そのためタイミングを逃すと硬麺を頼みたかったのに、普通麺を噛みしめるハメになっていました。
現在は食券制になったため、落ち着いて好みを伝えることができるように、、、はなりません。
入店すると自動オーダーが通るので素早く好みを伝えましょう。
1杯目の注文方法
脂の量
ベタ > 普通 > ナシ
元祖式麺の硬さ
ヤワ → 普通 → カタ → ナマ
String [脂の量] + String [麺の硬さ] の形で注文します。
脂ギトギト硬麺の場合は『ベタカタ』、脂無しの硬麺の場合は『ナシカタ!』と注文します。
が、バリカタとかハリガネと注文しても店員さんが適当に変換してそれっぽいものを出してくれるのでご安心を。
替玉の注文方法
[面の硬さ] + “(い)玉” の形で注文します。
ヤワイタマ → タマ → カタイタマ → ナマタマ
ですが、『替玉硬麺で!』と伝えても店員さんが勝手に『カ・タ・イ・タ・マ!』と変換して厨房に伝えてくれます。
極稀に替玉で『ベタカタ!』を注文して、常連さんたちに鼻で笑われている人がいるので、そのような失態を犯さないように注意しましょう。
今日もベタカタ
私はいつも通りベタカタ。
これがベタの破壊力。
1mm~2mmぐらい透明の脂の層が浮いてます。
最近ラーメン屋で『罪悪感が残らない!!』などの文言を見かけますが、こちらは罪悪感しかなぃ・・・いや、犯罪です。
太ります。
もたれます。
そんなこと気にしてちゃあ元祖長浜屋のラーメンは食べられません。
上に乗った肉はチャーシューではなく切り刻まれた細切れの肉が乗っていますがこれがなんとも言えない美味。
それではスープを飲んで麺をすすります。
はい!
この味です!
異常なし!
ちゃんと美味しくありません!!
うっす薄です。
最近人気の〇双やSh〇nSh〇n、昔から人気の〇蘭や一〇堂など(博多ラーメンばかりですが)とは比べようもありません。
しかし!!
福岡の人々はこの味を求めているのです!!
たいして美味くないのにすぐにまた食べたくなる。
それが元祖 長浜屋なのです。
まさにソウルフード。
カップラーメンも出ています。
友人は『めっちゃ美味かった!全然再現できてない!!』と憤っていました。
注意事項
麺の量について
麺の量がめちゃくちゃ多いです。
普通の福岡のラーメン屋の1.5倍かそれ以上あると思います。
大食いでなければほぼ替玉無しで大丈夫です。
替玉は途中から減らない、むしろ増えてんじゃないか!?って感覚に陥ります。
替玉は現金でもイケるので、初めから食券は購入せず、食べられそうだったら替玉を注文しましょう。
玉半分もできます。
美味しさ
2022/10現在 食べログで3.66をたたき出しており、注文の多い(多かった)ラーメン屋でおなじみ元気一杯!(3.74)や、最近人気の一双(3.73)には及ばないものの、テレビによく出ているShinShin(3.63)や、私のお気に入りの高宮の博多新風(3.51)より高い数値となっています。
ただ遠方からの友人などを連れて行ってもすこぶる評判が悪いです(笑)
一因として、味のバラツキもあるかと思います。
『濃いな』と感じることはそれほどないのですが、『うっす!!』と感じるほど薄い時があります。
替玉は確実に薄くなります。
テーブルの上にスープがありますので、たとえ一杯目であっても調整が必要な時が多々あります。
ここで豪快にかけすぎて今度は激濃ゆ(九州弁:濃い)になるしくじりを犯す人もいます。
ほんの少しでかなり味が変わりますのでとりあえずレンゲ半分以下ずつぐらい味を足しながら好みの味にしていきましょう。
元祖長浜屋とは自分で好みのラーメンを作るお店なのです。
3.66をたたき出した原因はお客さんそれぞれが自分好みに味を作り出した賜物であり、ある意味3.66のハイスコアは当然の結果なのかもしれません。
元祖長浜屋とは好みのラーメンを自分で作るために通い詰める店であり、観光の一見さんには向かないのかもしれません。
店内の様子
満席であまりにもお客さんがいっぱいであったため、写真撮影は憚られましたが、上記のような赤いテーブル(およそ8人掛け)が4つあり、その真ん中に箸、お茶、ラーメンスープ、紅ショウガ、ゴマ、胡椒、コップが置いてあり、完全相席です。
グループは多少考慮してもらえますが、基本的に空いたところにどんどん放り込まれる方式です。
昼飯時、夜飯時は行列ができるときがありますが、ホークス戦終わり、サンパレス、マリンメッセのイベント終わりも行列が長くなる傾向があるので注意。
店舗情報
元祖長浜屋
電話番号:092-711-8154
住所:福岡県福岡市中央区長浜2-5-38 トラストパーク長浜 1
営業時間:朝4:00〜25:45頃。やれるところまで時間延長。
定休日:なし。年末年始に1週間ほど休業。
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