格安でUSJへ ~ 船旅で2泊3日 弾丸ツアー 前編 行き(福岡 → 大阪)

観光

子供たちが『春休みにUSJに行きたい!』というので急遽計画。

2泊3日 ユニバーサルスタジオジャパンの旅。

とは言え博多から新幹線 + ホテルで行くとなると、なかなかの金額。

出費をとにかく抑えて行きたいときに候補として挙がるのが夜行バス。

夜行バスの場合、1人往復1万円強で行くことができ、移動費はかなり節約することができるが、動けるスペースは席1つ分であり、食事もバスターミナルや道中のサービスエリア、コンビニで調達したものとなり、お風呂に入ることもできない。

10年以上前になるが、高速1,000円という素晴らしい企画も実施されいて、その時に2回ほどUSJに行ったが、一晩中車を走らせるため、着いた時にはフラフラ、ドライバーが2人いれば良いが、我が家の場合基本的に私しか運転しないので、連続した休みが取れれば良いが、土日に1日休みをひっつけて3日間で行くのはかなりハードであり、そのような状態で無理やり帰ると事故などの危険も伴う。

そこでオススメなのがフェリー。

フェリーの場合、食事は船内で取ることができ、大浴場、シャワーも完備。
布団で眠ることもでき、起きたときにはもう目的地についており良いこと尽くめ。

移動機能と宿泊機能のハイブリッド。

ということで、フェリーで2泊3日ダンガンツアーを決行しました。

福岡 → 大阪に行くことができるフェリー

阪急フェリー
 昔は『♪はんきゅ~う フェーリーイー♪』、現在は『♪ふーねっこ!ふーねっこ!ふ~ねっこ~!♪』というキャッチ―なCMのおかげで結構なじみのあるフェリー。
 新門司港 ←→ 泉大津港 or 神戸港
 神戸港の方がUSJへのアクセスが良いようです。

名門大洋フェリー
 周りに話しても知名度はいまいちですが、とても良い旅ができます。
 新門司港 ←→ 大阪南港

今回は名門大洋フェリーを利用しました。

名門大洋フェリーの乗り場は、福岡方面から高速で行く場合、新門司ICまで行き、下りると5分強で着きます。

高速を下りると案内の看板があるので迷うことなく行くことができると思います。

我が家のポンコツナビでは門司で高速を下りましたが、かなり遠回りした気がします。

名門大洋フェリーの便数

門司発、大阪発ともに1日2便でどちらも同じ時間に発着
 上り 新門司港発 → 大阪南港着
 下り 大阪南港発 → 新門司港着
 1便 17:00 → 5:30
 2便 19:50 → 8:30

駐車場

駐車場は3泊4日(入庫より72時間まで)で1,650円。以降1日(24時間毎)550円であり、長期間旅行に行ったとしてもそれほど大きな金額にはなりません。

乗船の受付

乗船の受付はこの建物内で行い、この建物からそのままフェリーに乗り込みます。

車で乗りこむこともできます。
その場合、当然別料金のため料金は上がってしまいますが、関西を自由に数日間観光する場合はレンタカーを借りるより安いかもしれません。

出港後は車に戻ることはできないので、車乗入れの場合も必要なものはすべて船内に持ち込む必要があります。

2023年3月現在は全国旅行支援により、割引料金&クーポンを受け取ることができます。

受付の時間までに陰性証明(有効期限が短い)が届くように前日 or 2日前にPCR検査を受けなければなりませんが、帰りも割引を受けるためにはその分計算も必要になります。

また、全国旅行支援を受けるためには窓口で写真付きの本人確認書類が必要となるので運転免許証やマイナンバーカードが必要になるので忘れずに。

受付が終わり乗船券も受け取り、小腹が空いたので3Fレストランへ。

『本日の営業は終了致しました。』

えっ!!?

今回17:00発の1便に乗るのに開いてない。。。

いつ開いてるんだ。。。

1階に設置されていた看板をよく見ると営業時間は11:00 ~ 14:00。

下り2便の到着時間は8:30。

このレストランは旅行者のためのものではない模様。

車で数分のところにコンビニがあり、駐車場も3時間以内の出庫は無料のため、どうしても腹ごしらえをしたい場合はコンビニに買いに行くこともできますが、きちんとお昼ご飯を食べてから来るか、何か食べる場合は事前に買ってきた方が賢明です。

しかし、船に乗るとすぐに食事を取ることができるので、小腹が空いた場合はそれまで我慢しておいしいご飯を食べましょう。

いざ船内へ ~ 船内の紹介

いざ船内へ。

今回は『おおさか2』に乗船します。

出航1時間前ぐらいから乗船することができます。

キッズルーム

キッズルームがありますが、コロナの影響か、おもちゃや本は撤去されておりテレビがあるだけです。

が、子供向けのテレビが流れているため、子供が集まっていました。

 

ゲームコーナー

DSC_2012

パチンコ、スロット、UFOキャッチャーなどがありますが、あまり人はいませんでした。

自販機コーナー

カップラーメン、酒類、ジュース、アイスクリームの自動販売機があります。

売店

名門大洋フェリーグッズ

カップラーメン、パンなどの軽食、お菓子、飲み物、おみやげ等が売っていますが、夜は閉まってしまうのでご利用はお早めに。

カップヌードルは自販機は通常サイズなので、夜中にビッグサイズが食べたくなる人は、売店が閉まらないうちに買っておきましょう。

 

夕食バイキング

船の上のレストラン。

厨房ではきっとサンジみたいな人が調理していることでしょう。

営業時間は1便の場合、17:00~20:00。

開始早々かなり行列ができるので、早めに行くことをオススメします。

料金
 大人   \ 1,600
 シルバー \ 1,280
 小人   \ 1,100
 幼児   \ 500

バイキング形式ですが、比較的リーズナブルな上、現在は旅行支援のクーポンを使えば実質無料なので、乗船するほとんどの人が利用しているようでした。
子供は大丈夫でしたが、今回母も同行しましたが、シルバーはシビアに確認書類を求められ、一目でシルバーとわかる年齢ですが、部屋まで確認書類を取りに帰らされました。

アルコールは別料金です。

右から入り、入り口でお金を払って入場します。

全国旅行支援のクーポンは出航してしまうと電波が届かず電子では利用できない場合があるので、紙で使用するか、現金を用意する必要があります。

これは売店も同様で、出航してしまうと基本現金での支払いになります。

席数は多いため、『席が足りなくて立ち食い』みたいなことにはならなさそうです。

なす、ミミガー
かつおのタタキ
サラダ
ご飯、汁もの、カレー
もつ鍋
ごぼう天うどん
ドーナツ
ライチ、サツマイモ、杏仁豆腐、餅

品数は多く、デザートも充実しており、現在は福岡フェアが行われており、もつ鍋、ごぼう天うどん、焼きカレーなどもありました。

海賊盛りです。

盛り付けが汚いです。

育ちの良さが溢れ出てしまっています。

デザートは後から上の写真以外のプリンやフルーツなども運ばれてきました。

 

客室

客室は雑魚寝のエコノミーからスイートまで様々です。

行きは下から2番目のツーリストという部屋。

ドアを開けるとズラリと15個の部屋の入口が並んでおり、各入口ごとに左右2つの小さな個室があります。

個室は完全に1人サイズです。

身長170cm強の私が首を曲げないと座れないレベルの天井の高さです。

足元に荷物を置くと、斜めに寝ないといけないので、身長が180cmぐらいになるとかなりハードかもしれません。

子どもは秘密基地にいるような気分なのか楽しそうでした。

もう1つ部屋のグレードをあげると普通サイズのベッドになるので背の高い方はそちらを選択した方が無難です。

また、相部屋でよければ、エコノミーであれば雑魚寝になりますが安い上に開放感のあるスペースで旅をすることができます。

以前、エコノミーで行ったときは、家族連れ、老夫婦と相部屋でしたが、特に気になりませんでした。

エコノミーに関しては、相部屋になる人によって快適さが変わってくると思いますのである種賭けにはなります。

寝るとき以外は展望ラウンジやテレビを見るスペースでくつろげるので、足を少し曲げて寝るのが気にならないのであればこの部屋でも問題ないと思います。

平均的な身長の子連れの家族であればお父さんさえ我慢すれば、、、といった感じです。

コンセントも1つついているので、スマホの充電も可能です。

絶景三大架橋

航行の途中、来島海峡大橋、瀬戸大橋、明石海峡大橋という3つの大きな橋の下を通過します。

それに合わせて多くの人がデッキに出て眺めています。

夕方はデッキに出ると夕焼けがキレイでした。
写真はいまいちですが、、、

各便の通過時間は以下の通り。

すべてを制覇すると、次の日はなかなかグロッキーになるので、行きと帰りに分けて制覇するのがよいかと思います。

それでも、ライトアップされた大きな橋の下をくぐる機会はなかなかないので、起きて見る価値ありです。

全制覇しましたが若干後悔

展望浴場

船の中にきれいな展望浴場があります。

『展望』とありますが、夜に入ると外は真っ暗で景色はほとんど見えません。

1便は朝は入ることができないので、1便の場合は夕方に、2便の場合は夕方か明け方に入るときれいな夕焼けや朝焼けを見ることができます。

馬油のボディーソープ、シャンプー、トリートメントが完備されているので、こだわりがなければタオルさえ持っていけば入ることができます。

下から3番目のランク以上の個室であれば、部屋にタオル、バスタオルも設置されています。

寝心地

食事を終え、風呂に入り、くつろいだらあとは寝るだけ。

普通に過ごしているときはそれほど揺れを感じることはありませんが、寝るときは多少揺れを感じます。

とはいえ、大きい船なのでそれほど激しく揺れることはありません。

以前、雨天で乗船したときもそれほど揺れることはありませんでしたが、激しい悪天候にあたったことはないので、激しい悪天候のときはどのような揺れをするのかはわかりません。

何はともあれ寝てしまえば起きたときには大阪南港に到着です。

朝食バイキング

ユニバに行くのであれば、いち早く並ぶためにも船内で食事をとってしまいましょう。

朝食バイキングは1便と2便で値段も内容も違います。

1便の朝食バイキングはパン、サラダ、ゆで卵、コーヒー、紅茶、オレンジジュース、牛乳のみ。(2便の朝食は次の記事で)

パンは焼くことができ、マーガリン、イチゴジャムがありました。

入口看板の宣言通り、他のものはありません。

ユニバの入口にもコンビニがあるので、誰かが並んでいる間に買いに行くこともできますが、非常に混雑しており、こちらは300円でお腹いっぱい食べられて、飲み物もついているのでオススメです。

また、ユニバは突然前倒しで入場できることもあるので列から離れて買い物に行くのはお勧めできません。

いざユニバへ

大阪南港に到着後、帰りも名門大洋フェリーで帰るのであれば、必要な荷物だけ持ってスーツケースなどはコインロッカーに預けてしまえば身軽に動くことができます。

ユニバのコインロッカーに預ける手もありますが、帰りの電車は混雑するので、大きい荷物は邪魔になります。

しかしながら、帰りは『阪九フェリーしか取れなかった』といった場合、阪九フェリーと名門大洋フェリーは乗り場が全然違うのでその場合は諦めて荷物は持って行きましょう。

また、コインロッカーの場所が改札の中になりますので、1度預けてしまった荷物は帰りの船の改札が終わるまで取り出すことができないので、帰りの船に乗るまでに必要となるものは預けないよう注意が必要です。

大阪南港からユニバへは、直通のフェリーターミナル駅からニュートラムという自動運転の電車を使って向かいます。

290円の切符を購入し、ニュートラムに乗り込みます。

5駅先のコスモスクエアで乗り換えです。

学研奈良登美ヶ丘行に乗り換え3駅先の弁天町駅に向かいます。

弁天町駅では1度改札を出て、JRに乗り換えます。

170円の切符を購入し、隣の西九条駅に向かいます。

西九条駅で桜島線に乗り換え、2駅先のユニバーサル・シティ駅で降りればユニバに到着です。

気合の入った人は電車を降りると同時に猛ダッシュで向かっていきます。

電車は3回乗り換える必要がありますが、460円で行くことができます。

所要時間は1時間弱です。

タクシーであれば約4,000円、20分程度で行くことができるようです。

無事6:45ごろユニバに到着しましたが、すでに凄まじいほどの行列です。

この日は8:00開園予定でしたが、前倒しで7:15頃から入園することができました。

そこからダッシュでスーパー・ニンテンドー・ワールドに向かい、無事入場することができましたが、私を最後に入場制限がかかりました。

時間にして開園から10分強。

おそるべし春休み土日のユニバ。。。

ユニバを楽しむためには脚力も必要です。

ニンテンドーワールドを楽しむためのアイテム『パワーアップバンド』。

お値段4,200円!!

持ち帰った後もamiiboとして使えますが、、、高いか安いかは価値観の問題なので。。。楽しむための必要経費と割り切るしかありません。

無事ニンテンドーワールドに入場できても、またそれから過酷な待ち時間が待っており、マリオカートは80分待ちでした。

ニンテンドーワールドに限らず、多くのアトラクションを楽しみたいなら圧倒的にシングルライドがオススメです。

カップルやグループなどでシングルライドを避ける人も多いと思いますが、シングルライドの場合でも2人程度であれば、運が良ければ同時に案内されることもあり、同時でなくても前後の席で乗れたりすることもあります。

フライングダイナソーなどは個人的には絶対に抑えておきたいアトラクションではありますが、平気で2時間以上の待ちが出ますが、シングルライドであれば20~30分ぐらいで乗れたりします。

待ちたくなくて諦めていた人も、是非シングルライドでクリリンの気分を味わいましょう。

帰りに続く

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