YAMAHA ヘッドフォン HPH-50 レビュー

現在使用しているPC用に使っているヘッドフォンが壊れたので、修理する間の間に合わせでYAMAHA　HPH-50Bを購入した。

箱のサイズは高さ24cm（ディスプレイ用に引っ掛ける場所を除くと21cm）、幅17cm弱、奥行5cmと思ったよりコンパクト。

パッケージには “Disigned for playing and practicing music”と書かれており、音楽の演奏や練習用ということであろう。

私の用途は主にPCで動画編集や音楽を聴くこと。

良く調べずにとにかく安くて良さげなものをと思って探したが、思いっきり選択を間違えたようであるが、とりあえず一ヶ月ぐらいなので使ってみることに。

パッケージの説明
・楽器本来の音色を忠実に再現
・耳の角度に合わせ調整可能なハウジングによる快適な装着感
・楽器との接続に十分な 2.0m 長のケーブル
・劣化しにくい金メッキプラグ
・着脱式のステレオ標準プラグにより、ステレオミニプラグへの切り替えが可能

あっ、パッケージにもピアノを弾く人が・・・。

パッケージに中箱などはなく、プチプチに包まれた本体と説明書等が直で箱に入っているスタイル。

保護シートを剥がすと艶々でヤマハおなじみの音叉マークが露わに。

3.5ｍｍと6.3mmの変換アダプタが付いているので、ギターアンプやキーボードに使用することができる。

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音質

PCにつないで（接続先はAG03）音楽を聴いたりyoutubeの視聴、動画編集など一通りやってみた。

・・・いたって普通。

もちろんちゃんとしたモニター（私はMDR-CD900STを愛用）とは比べものにはならないが、そこらへのわけのわからない製品よりはマシであり、実売価格3,000円弱と考えると十分と思われる。

ちょっと音楽を聴いたり動画編集する上でそれほど不満も出ないかと。

スマホでも音楽を聴いてみたところ、思いのほか良い。

ひじょーにフラット。

低音も高音も弱いがボーカルは結構クリアー。

ただ令和の時代にわざわざ有線の安いヘッドフォンをつないでスマホで聞くかは微妙なところである。

　

遮音性はあまりなく、周りの音が普通に聞こえるレベル。

これはこれで良いかと思いしばらく使っていたが、、、頭が痛い！

私の頭囲を測ってみたところ58cm。

私、多分それほど頭はデカい方ではないと思うのであるがとにかく頭が痛い。

数分で『結構締め付けがキツイな』と感じるようになり、30分程で限界！！

気分はそんごくう。

よくよく見るとこの人も苦しみに耐えながら演奏しているように見えてきた。

　

次にギターアンプにつないで演奏してみる。

まあ案の定いたって普通。

特に問題はなく使用できるレベル。

私がギターを弾いていてヘッドフォンを使うのは夜中や音造りの時ぐらい（そもそもアンプにつないで弾くことも少ないが、、、）なので全然問題ない。

が、やっぱり頭が痛い。

楽器を弾くのも一種の修行なのか。。。

音に関しては特に問題はないのであるが、楽器の練習をするのに関係ない要素で神経持って行かれるのはツライ気がする。

結局、頭の締め付けに耐えきれず使用を断念。

ちょうど『キーボード用のヘッドフォンが欲しい！』と娘が言うので使わせてみたところ、私より頭が小さい娘は締め付けも気にならないようで満足のご様子。

何と言っても夜の練習で近所迷惑にならない。

結局のところこのヘッドフォンの一番の使いどころは『楽器の夜間練習』これだろう。

何はともあれ娘が喜んでくれたので万事オッケー。

　

結論

・音楽用ではなく楽器用設計。

・音質は可もなく不可もないが、価格を考慮すると十分。

・遮音性はあまりない。

・頭囲58cmの私は締め付けがキツく感じる。

・子供（小学生）であれば特に締め付けは気にならない模様。

・電子ピアノ、キーボードの夜間練習にオススメ。

とにかく安くて音質の良いヘッドフォンが欲しくて、頭囲が58cm未満または頭部の締め付けに強いタイプの人であればおすすめできる。