大野城跡 日本100名城 86

観光
大野ジョー氏

太宰府天満宮から車で15分ほど、四王子山一帯にそびえる山城、大野城に攻め込みます。

大野城とは

防人たちが守る最大の朝鮮式山城
白村江の戦いで大敗した大和朝廷が、新羅・唐連合軍の襲来に備え、大宰府を防衛するため、標高四一〇mの四王子山(大野山)に築いた山城が大野城である。
城は亡命百済人の指導による朝鮮半島の築城技法によって造られた。
尾根には土を固く突き固めた版築状の土塁を築き、谷の部分には数mの高さの石塁を巡らせてある。
城壁の総延長は約八kmにおよぶ。
城内に残る多くの礎石建物群からもそのスケールの大きさを実感することができる。
「GAKKEN 日本100名城に行こう」より

なお、大野城についてご存じでない方は、訪れる前に、『大野城物語 タスケ岩の伝説』を読んで行くことをおすすめします。

大野城がどういった経緯でどのように作られたかが非常に解りやすく描かれています。
単純にすごく面白いのでおすすめです。

山頂へ

大野城跡を見学する場合、遠方からお越しの場合、バスも通っていないためレンタカー必須になると思います。

太宰府市側と宇美町側から行くことができますが、太宰府観光を想定して今回は太宰府側から登ります。

太宰府側から大野城に向かう途中、岩屋城址、大友軍の名将 高橋紹運の墓があるため同時に回ることができます。(所要時間:両方合わせて30分程度)

岩屋城までのアクセスはこちら

岩屋城から2分程度上ると山頂に到着します。

車を停めて奥に進みます。

しばらく進むと大野城跡 尾花地区の案内板見えてきます。

特別史跡 大野城跡 尾花地区
ここには10棟ほどの建物の跡が残っている。これらは礎石が各建物の葉に何に碁盤目状に配置されており、床を人の背丈ほどに高くし、それを多数の柱で支える建物であった。このようなもので有名なのは奈良・東大寺の正倉院がある。大野城でも倉庫として武器や食料などの備蓄のために建築されたものであろう。
10棟の建物はほぼ南北方向に5頭が一列に並びほかの5棟もそれぞれ計画的に配置されている。
建物の大きさは梁行 6.3m 桁行 10.5mで統一されている。

案内板の少し裏側に進むと、広くなったところで礎石を見ることができる。

このあたりは炭化した昔のお米が見つかっているので『焼米ヶ原』と呼ばれているが、

実際に地面の葉っぱを避けて探してみると、すぐに炭化したお米を発見することができる。

散策すると様々な発見があります。

駐車場の裏の高台に上ると、太宰府一帯を見渡すことができます。
夜に来ると夜景を見ることもできます。

百間石垣(ひゃっけんいしがき)

次に百間石垣へ向かいます。
山頂から太宰府方面と反対側(宇美方面)に向かって車で5分ほど下ります。

百間石垣の案内板が見えたら100mぐらい先に広くなった場所があるのでそちらに車を停めることができます。

車を停めたら案内板の辺りまで登ります。

特別史跡 大野城跡 百間石垣
大野城の城壁は土を高く盛り上げた『土塁』で囲まれているが、起伏の激しい地形のため谷間は土塁でなく意思を積み上げたダムのような石塁とし、急傾斜部は石垣を作るなど工夫をこらしている。この「百間石垣」の名称は、四王子川の部分を石塁とし、それに続く山腹部を石垣とした城壁で長さが180mほどであることから名付けられたものである。平均4部では石塁幅は9mほどある。外壁面の角度は75度前後である。
この川の中から今までに3個の礎石が発見されており、川に近い場所に城門があったと考えられる。

案内板の少し上に登るとタスケ岩伝説のタスケ岩を見ることができます。

一度車を停めたところに戻り、今度は山側へ。

石垣は下から眺めることもできますが、せっかくなので近くまで行きます。
歩きにくい細い階段があり、虫や蛇には注意が必要です。

上の方まで登っていくと間近で石垣を眺めることができます。

大野城市の大人気ゆるキャラ「大野ジョー」のリーゼントはこの石垣がモチーフになっています。

道を渡ったところに『北石垣』への入口がありますが、こちらへは行ったことがありません。

日本100名城スタンプ設置場所

日本100名城のスタンプは下記5ヶ所に設置されていますが、それぞれお休みがあるのでご注意ください。

大野城市
 大野城心のふるさと館 3階
 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月28日~1月4日)

 大野城市役所 3階
 閉庁日:土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)

 まどかパーク総合体育館
 第3木曜日、12月28日~1月4日 

太宰府市
 大宰府展示館
 休館日:毎週月曜日(祝日のときは翌日)、12月28日から1月4日まで  

 太宰府市文化ふれあい館
 休館日:毎週月曜日(祝日のときは翌日)、12月28日から1月4日まで

ドラクエウォーク この城わが旅!日本100名城キャンペーン

日本100名城のスタンプは上記5ヶ所に設置されていますが、ドラクエウォークの名城スポットは大宰府政庁跡(大宰府展示館の隣)の位置になります。

大野城跡のある四王子山頂ではありませんので注意が必要です。

日本100名城スタンプと一緒にドラクエウォークの登城を行う場合、「大宰府展示館」一択となりますのでご注意ください。

太宰府展示館は観世音寺と太宰府政庁跡の間にあり、すぐ近くには「令和」ゆかりの地となった坂本八幡宮もあるので併せて巡ることができます。

まとめ

今回ご紹介した四王子山山頂の大野城跡、百間石垣の他にも北石垣、鏡池、城門跡などほかにも見どころがだくさんあります。

少々アクセスが悪いためレンタカーが必須となり、また山城であるため見て回るのに時間がかかり、体力も必要となりますが、約1350年前に造られた広大な石垣を眺めるとなんとも不思議な気分に浸ることができます。

近くには「続日本100名城 182番 水城」があり、一緒に回るのがおすすめです。

自称歴史好きの9割が戦国 or 幕末好きなどと言われますが、大野城、水城は戦国時代~江戸時代に掛けての多くの人が思い浮かべる天守のある「THE 城」とは違った趣で、また違った味わいがあります。

ぜひ山城、土塁の雰囲気を楽しんでみてください。

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